2013年1月21日月曜日

今読んでいる。。。疾走。

疾走 重松清


重松さんの作品は、少年や中年のおっさんが主人公で身近な題材が多い。そして、昭和の雰囲気が色濃いので気に入っている。

今回の疾走を読むにあたって読書メーター会員の感想レビューを覗いてみたところ、一気に読めたやら後から感動してきました。やら、鬱になった!ずどんと落ち込む作品でした。と、両極端な感想が記されていた。

久しぶりにはずれを引いたかなと思った。まだまだ、途中までしか読んでないけど私には十分楽しめる作品である。


Amazonの作品紹介

犯罪へとひた走る14歳の孤独な魂を描いて読む者を圧倒する現代の黙示録。

一家離散、いじめ、暴力、セックス、バブル崩壊の爪痕、殺人……。14歳の孤独な魂にとって、この世に安息の地はあるのか……。直木賞作家が圧倒的な筆致で描く現代の黙示録。

剥き出し費の「人間」どもの営みと、苛烈を生き抜いた少年の奇跡。比類なき感動の結末が待ち受ける現代の黙示録。重松清畢生1100枚!
「どうして、にんげんは死ぬの?」舌足げなおまえの声が言う「にんげん」は、漢字の仏間」とも片仮名の「ニンゲン」とも違って、とてもやわらかだった。そのくせ「死ぬ」は輪郭がくっきりとしていて、おとなが言う「死ぬ」のような照れやごまかしなどいっさいなく、まっすぐに、耳なのか胸なのか、とにかくまっすぐに、奥深くまで届く。 想像を絶する孤独のなか、ただ、他人とつながりたい…      それだけを胸に煉獄の道のりを懸命に走りつづけた「人の少年。現代日本に出現した奇跡の衝撃作、ついに刊行!


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